ボストン爆破テロ容疑者、タイムズスクエアを次の標的に NY市長

2013.04.26 Fri posted at 11:34 JST

(CNN) 米ニューヨークのブルームバーグ市長は25日、ボストン連続爆破テロ事件で逮捕されたジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)が調べに対し、ニューヨークの繁華街タイムズスクエアを爆破する計画について供述したと語った。

ブルームバーグ市長によると、ツァルナエフ容疑者は死亡した兄のタメルラン容疑者と共に、ボストンの次の標的としてニューヨークを狙っていたと供述したとされる。市長は24日夜に米連邦捜査局(FBI)からこの情報を得たという。

ニューヨーク市警のケリー本部長によれば、両容疑者はボストンの爆破事件後に奪った車の中でこの計画について話し合ったとされる。

ツァルナエフ容疑者は当初の調べに対し、ニューヨークでの「パーティー」について兄と話をしたと供述していた。その後21日から22日にかけての取り調べでは意識がより鮮明になり、残った爆弾をニューヨークで使う計画だったと打ち明けたという。

捜査当局の調べでは、ツァルナエフ容疑者は昨年、2度にわたってニューヨークを訪れたことが分かっている。このうち2012年4月には、タイムズスクエアでほかの数人と共に写真に収まっていた。

米ニューヨークのブルームバーグ市長

一緒に写っていた人物のうち1人は、ビザ関連の違反容疑で19日から連邦当局に拘束されている。司法関係者によれば、この男はジョハル容疑者と同じ携帯電話を使っていたといい、19日に当局がツァルナエフ容疑者がいるとにらんで捜索した住宅にいたところを、もう1人の男性と共に拘束された。

2人ともボストンのテロ事件には関与していないとみられる。しかし捜査当局は、容疑者の動機について手がかりが得られる可能性もあるとみて、調べを進めている。

NY市長会見の様子

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