FBI職員間でわいせつメールやヌード写真、綱紀粛正求める

2013.02.22 Fri posted at 16:13 JST

ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)で同僚にヌード写真を送ったり、わいせつメールをやり取りしたりする職員が後を絶たない実態が、CNNが入手した内部文書で明らかになった。

この文書は、綱紀粛正を求める目的でFBIが年4回職員に配布している。キャンディス・ウィル次官は現状について「わいせつメールのラッシュ」状態にあると嘆き、「職員やその上司に対し、こうしたことは許されないと教えなければならない」「FBIが支給するブラックベリー端末は公務のためのものであって、別の部署の魅力的な女性にメールするためのものでも、自分が脱いだ姿の写真を送るためのものでもない」と強調した。

FBIの職員3万6000人のうち、こうした行為をしているのはごく一部にすぎない。それでも問題が発覚するケースは後を絶たず、2010年から12年にかけて1045人が停職などの処分を受け、85人が解雇された。

解雇された職員は、恋人が麻薬ディーラーと知りながら関係を持ったり、上司の部屋に盗聴装置を仕掛けたり、愛人の家で騒ぎを起こして警察に取り押さえられたり、児童ポルノにかかわったりしたとされる。

また、個人所有の携帯電話からヌード写真を同僚に送り、「複数チームの日常業務に悪影響を与えた」職員や、自分のヌード写真を別れた恋人の妻に送り付けた職員は、いずれも10日間の停職処分となった。

マッサージ店でマッサージ師に金を払って性的行為をさせた職員は14日間の停職処分に、支給されたブラックベリー端末を使って同僚にわいせつメールを送った職員は5日間の停職処分を受けている。

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