米北東部で猛吹雪、50万世帯が停電 1人死亡

2013.02.09 Sat posted at 16:19 JST

(CNN) 米北東部を襲う猛吹雪の影響で、死者がでた。警察が8日に発表したところによると、ニューヨークで自動車事故で1人が死亡したという。

この猛吹雪では、9つの州で53万世帯が停電になるなど各地に影響がでている。マサチューセッツ州だけで30万世帯以上が停電となっている。

また、嵐の進路上に住む数千万人にも影響が出ており、全米約60の空港で数千便が欠航となった。

ボストンでは、8日午後5時から9日朝まで猛吹雪となり、最大2フィート(約61センチ)の積雪が予想されている。気象予報士らによると、今回の嵐は大きさ、範囲ともに歴史的規模になる可能性がある。

マサチューセッツ州のパトリック知事は「この時期に2~3フィートの積雪を記録するなど、これまでとはまったく異なるタイプの嵐だ」と述べていた。

ニューイングランドの各州とニューヨーク州の知事が非常事態を宣言。マサチューセッツ州とコネチカット州では、緊急車両を除くすべての乗用車、トラックの乗り入れが禁じられており、違反した場合は1年以下の懲役と500ドルの罰金が科される。

積雪は9日中続くと見られており、ボストンのメニーノ市長は、住民に油断せず、嵐が過ぎ去るまで屋内にとどまるよう呼び掛けていた。

コネチカット州、マサチューセッツ州、メイン州、ロードアイランド州では猛吹雪警報が発令され、バーモント州、ニューハンプシャー州、ニューヨーク州、ニュージャージー州でも大雪注意報が出されていた。

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