米北東部に冬の嵐が近づく 3000便近く欠航

2013.02.08 Fri posted at 13:12 JST

ニューヨーク(CNN) 昨年秋に大型温帯低気圧「サンディ」の直撃を受けた米北東部を、8日から9日にかけて激しい冬の嵐が襲うとみられている。広い範囲で交通などに大きな影響が出そうだ。

米海洋気象局(NOAA)は7日、8日午前6時から9日午後1時にかけて暴風雪が予想されるとして警戒を呼びかけた。風速は最大で22メートルに達し、吹雪で視界がゼロに近い状態になるため、車での移動は非常に危険だと注意を呼びかけている。

ニューヨークでは30センチ、ボストンでは90センチほどの積雪が予想されている。

空の便はすでに3000便近くの欠航が決まっているほか、さらなる欠航や遅延が予想される。長距離列車のアムトラックも北東部の路線で多くの列車の運休を決めている。

マサチューセッツ州ボストンでは1時間に5センチ以上の積雪が予想されている。今回の嵐は、1978年に米国を襲った記録的な猛吹雪に匹敵するとの見方も出ている。この時には高速道路に積もった雪の中で立ち往生する車が続出、死者も出た。

また、コネティカット州やニューヨーク州では電力会社が停電の発生に備えているほか、ニューヨーク市ロングアイランドでは行方不明者の捜索や救助、緊急搬送に備えてスノーモービルが待機している。

また、強風による被害も懸念されている。ケープコッドでは33メートル、ロングアイランド湾では25メートルに達する可能性があり、高潮も予想されている。

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