米国で厳しい寒波、3人死亡 路面凍結で事故多発

顔まで覆って街を歩く人

2013.01.26 Sat posted at 13:39 JST

(CNN) 米国の中・東部を厳しい寒波が襲っている。

当局によると、ウィスコンシン、ミネソタ、イリノイの3州では気温が氷点下まで下がり、これまでに少なくとも3人が死亡したという。

路面凍結による事故も起きており、ケンタッキー州では高速道路でバスの事故が発生した他、25日にはファイエット、ヘンリー、スコットの3郡で自動車事故が相次いだ。

インディアナ州では、マーレイ州立大学の学生が乗ったバスが横転し、学生4人が負傷。ノースカロライナ州シャーロット周辺でも路面凍結の影響で車200台以上が破損し、22人が車内で負傷、そのうち少なくとも2人は重体だという。

米国立測候所(NWS)は25日朝、中西部、中部大西洋沿岸地域、北東部の大部分で、週末にかけて「極めて厳しい寒さ」が続く見込みとの警告を発した。NWSは25日にオハイオバレーと中部大西洋沿岸で約2.5~10センチ以上の積雪、さらにノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシーバレーで冷たい雨が降ると予想していた。

ニューヨークでは「アイスレスキュー」の訓練も行われた=米沿岸警備隊提供

サウスカロライナ、ノースカロライナ、バージニア、ウェストバージニアの4州の一部では、25日遅くになっても冬季気象注意報は出されたままだ。

この寒波で空の便にも影響が出ている。ノースカロライナ州のシャーロット・ダグラス国際空港では25日に約100便が欠航となり、ローリー・ダーラム国際空港でも約20便が欠航になったという。

テネシー州のナッシュビル国際空港の広報によると、24日夜と25日朝にアメリカン航空のすべての到着便がキャンセルとなったという。

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