沖縄に行ったら訪れたい、魅力的な鍾乳洞3選

玉泉洞。光の色が趣を与える MICHAEL LYNCH/CNN

2013.01.25 Fri posted at 12:34 JST

(CNN) 年間平均気温22度、年間降水量が2000ミリに達する沖縄本島は、控えめに言っても湿気が多く、蒸し暑い場所だ。

せっかく休暇で沖縄を訪れても、雨が降ったり、耐え難いほど蒸し暑かったりするせいでホテルの部屋にこもってしまうのはあまりにもったいない。そんな時にウオーキング・シューズを履いて訪れてもらいたいのが以下で紹介する3つの鍾乳洞だ。

金武観音堂・鍾乳洞

金武観音堂の境内にある鍾乳洞は、今回紹介する3つの鍾乳洞の中で最も歩きにくく、また歩ける距離も短い。しかし、この鍾乳洞にはその欠点を補うだけの驚きがある。

この鍾乳洞の奥には、容量1.8リットルのボトルに入った泡盛数千本が貯蔵されている。鍾乳洞の奥深くの壁に木製の棚が並んでおり、1万円を支払うと、ボトルに入った泡盛をこの棚の中で5~10年間保存してもらえる。

玉泉洞。ライトアップでさまざまな色が浮き上がる MICHAEL LYNCH/CNN

玉泉洞

玉泉洞は、那覇空港からわずか10キロほどの距離にあり、空港からバスか車で1時間かからない。鍾乳石の数は100万本以上で国内最多、全長は5000メートルで国内最大級といわれる天然記念物。現在、約800メートルに及ぶ主洞部分が一般公開されている。

洞内には小川や滝があり、30万年という年月をかけて形成された鍾乳石や石筍(せきじゅん)が数多く見られる。中は明るく、訪問者の安全に配慮した設計になっている。

また、洞内には複数の動作感知器が設置されており、訪問者が通ると頭上の鍾乳石がライトアップされる。また至る所に水たまりがあり、人が近くを通ると、水中に配置された照明が鮮やかな青い光を放つ。

玉泉洞は1974年公開の映画「ゴジラ対メカゴジラ」のロケ地となったことでも知られる。

ゴールドホールカフェ。華美な木彫りが並ぶ MICHAEL LYNCH/CNN

鍾乳洞、盆栽庭園&カフェ ゴールドホール

ゴールドホールは、太平洋を見下ろす崖の上にあり、旅行者が一日中ここで過ごしたくなるほど魅力にあふれた場所だ。

洞窟と通路でハチの巣状になった山腹が、「再利用」の達人の手によって彫刻品の宝庫に生まれ変わった。この「傑作」は40年という歳月を経た今も完成には至っていない。

カフェの下には、多くの鍾乳石、石筍が見られる洞窟がある。洞窟の上や周りには明るい部屋や廊下があり、そこに琉球諸島の精神、文化、自然を表した木彫りや石の像数千点が展示されている。

洞窟の上の建物の2階にあるカフェが見学ツアーのスタートとゴールになっている。ツアーのコースは迷路のようになっており、個々の作品の前で写真を撮ったり、じっくり観賞したりせず、速足で回っても1~2時間はかかる。散策の後は、カフェで軽食を取りながら疲れを癒やすのもいい。

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