フェイスブック、モバイルアプリ首位に グーグルマップは2位 米調査

2013.01.25 Fri posted at 09:00 JST

(CNN) 米調査会社コムスコアの発表した最新の統計によれば、米国で2012年に最も「人気」の多機能携帯電話(スマートフォン)やタブレット端末向けのアプリは、米交流サイト大手「フェイスブック」の公式アプリだった。同統計はアプリを利用してインターネットにアクセスした訪問者数などに基づくもの。

第2位は、米インターネット大手グーグルの地図サービスを利用するためのアプリ「グーグル・マップ」。iPhoneをはじめとするアップル製モバイル端末に標準搭載されていた9月までは1位の座にあったが、アップルが新しい基本ソフト(OS)であるiOS6から搭載をやめたため、利用が減った。

グーグルは昨年12月、新たにiOS版のグーグル・マップを発表しており、13年には再び首位を取り返す可能性もある。

フェイスブックのアプリが年間1位に輝いたのは、グーグル側の「失速」のおかげだけではない。フェイスブックの月ごとのウェブサイト閲覧者数は1年を通じて着実に増加した。また昨年後半には公式アプリの最新版を発表、起動やスクロールが大幅に高速化したことで、高い評価を受けた。

昨年の初め、モバイル市場向けの戦略をめぐってフェイスブックには批判が集まっていた。今でもモバイル市場でどれほど利益が見込めるかは明らかではない。それでもこうした数字は、タブレット端末やスマートフォンへのサービスの移行がうまく行っていることを示している。

またコムスコアによれば、フェイスブックのアプリは利用時間も長く、モバイル端末向けアプリの利用時間全体の23%に達した。2位の写真共有アプリ、インスタグラムはたったの3%で大きく引き離されている。グーグルのアプリで最も長時間使われているのはメールソフトのGmailだが、グーグル製アプリを合わせても総利用時間の1割にしかならなかった。

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