(CNN) 7日夜に行われた米大学アメリカンフットボール王座決定戦の中継で、米スポーツ専門放送局ESPNのアナウンサーが、アラバマ大学のクオーターバック(QB)、マッカロン選手のガールフレンドに釘付けになり、一躍有名人にしてしまう出来事があった。
注目の女性はマッカロン選手の背番号10番のユニホームを着てスタンドで声援を送っていたキャサリン・ウェッブさん。ESPNのカメラがアップでとらえたウェッブさんの映像に、アナウンサーのブレント・マスバーガー氏(73)は「アラバマのQBともなれば、あんな美しい女性との出会いがあります。彼女はミス・アラバマで、マッカロン選手の彼女です」と中継。さらに「QBはみんな美人をさらってしまう。いや、なんて美しい女性だろう」としゃべり続けた。
その後もESPNは試合の合間に、ウェッブさんの姿を繰り返し映し出した。
このしつこさにスポーツコラムニストのジェス・パサン氏は、「情報筋によると、マッカロン選手の彼女がブレント・マスバーガーに対し、ハーフタイムに接近禁止命令を申し立てる」と冗談半分のコメントをツイッターに投稿した。
米グーグルの検索では、「マッカロン」に次いで「キャサリン・ウェッブ」が検索用語の2位に急上昇。ツイッターでウェッブさんのページに読者登録したユーザーは、12月26日の526人から8日には14万8000人を超え、マッカロン選手の9万1000人を上回った。
一方、この中継をめぐってESPNには批判も殺到。同局は「我々は常に興味深いニュースをキャッチしようと努めており、地元大卒のミス・アラバマと、アラバマ大学QBとの関係はまさにそれに当たる。ただし今回のコメントには行き過ぎがあったことを謝罪する。そのことはブレントも認識している」とコメントした。