冬を楽しむ夢の世界、厳選5カ所

ワシントンの国会議事堂前に設置されるクリスマスツリーに、今年はホワイトリバーのモミの木が選ばれた。森林公園はスキーの名所として知られ、例年数百万人が訪れる=Bill Kight提供

2012.12.23 Sun posted at 17:30 JST

(CNN) せわしいシーズンだからこそ、日常から離れて冬を楽しむ旅はいかが――。大自然やショッピング、クリスマス気分が味わえる各地の「ワンダーランド」を紹介する。

1.ホワイトリバー国立森林公園(米コロラド州ミンターン)

この冬ホワイトリバーが注目されるのには、2つの理由がある。まず、スキーリゾートの「アスペン」や「ベイル」に近く、全米で最も訪れる人の多い森林公園であること。もうひとつは、米国会議事堂のクリスマスツリーに今年はここのモミの木が選ばれたことだ。

ワシントンの議事堂前の広場には1970年以来、全米各地から運ばれたモミの木が順に飾られてきた。ホワイトリバーの木が使われるのは初めて。森から切り出された木は各地を巡回した後、広場に設置される。

冬の森にはほかの季節とは違う楽しみがある。スキーやスノーモービル、そり遊びといったウィンタースポーツのほか、許可を得ればここで自分たちのクリスマスツリーを切り出すこともできる。

2.キャラウェイガーデンの「光のファンタジー」(米ジョージア州パインマウンテン)

庭園を電飾で彩るイベント「光のファンタジー」は今年で21年目。2000年以降新たなブロックは設けていないが、クリスマスらしい華やかさはまったく衰えない。報道担当のレイチェル・クランベリー氏は「通り過ぎていく人々の笑顔は素晴らしい。会場を流れる音楽とともに、いい思い出になる」と話す。

キャラウェイガーデンは年間を通してにぎわうリゾートだが、冬をテーマにした15のブロックに計800万個の電球が点灯するイルミネーションは全米トップクラスの規模。特にカップルや家族連れから人気を集めている。

アディロンダック山地に囲まれた居心地の良い村、レークプラシッド。ここを拠点に自然探索やオリンピック気分の活動を楽しもう=Lake Placid CVB/lakeplacid.com提供

3.レークプラシッド(米ニューヨーク州)

レークプラシッドの村とそこを取り囲むアディロンダック山地の観光シーズンは主に5月から10月。だが広さ約240万ヘクタールにも及ぶ自然公園での野外活動など、冬でも十分に楽しめる。

過去100年のうちに2度、冬季オリンピックが開催されたレークプラシッドには今も多くのアスリートが集まるが、大自然に囲まれる村の魅力は尽きない。町の中心に残る古いジャンプ台、いくつもの博物館やハイキングコース。ホワイトフェース山に登るコースは、頂上まで車で行くことができる。

4.モール・オブ・アメリカ(米ミネソタ州ブルーミントン)

500店舗以上が並ぶ全米最大級のショッピングセンター。今年は特に、住宅専門チャンネル、ホーム・アンド・ガーデン・テレビ(HGTV)と提携したイベントが注目される。

人間が入れる大きさの「お菓子の家」を設置し、そこへ番組でおなじみのインテリア専門家らを招いて実演会などを開く。

クリスマスにあわせた音楽会や館内の遊園地、レゴブロックの巨大作品など、屋内で楽しめるアトラクションが目白押しだ。

はるか北、フィンランドのロバニエミの「サンタクロースの村」では、サンタ本人が来場者を出迎える=Rovaniemi Tourism & Marketing Lt提供

5.サンタクロース村(フィンランド・ロバニエミ)

最後に紹介するのは、フィンランドにある「サンタの古里」。街の名所「サンタクロース村」の奥の部屋で、サンタが来場者を出迎える。年中無休の本物の郵便局には世界中からサンタあての手紙が届き、サンタを手伝う「妖精たち」がひとつひとつ開封して目を通す。

そりに乗ったりトナカイの牧場を訪れたり、北極圏に足を踏み入れてみるのもいい。ここのクリスマスシーズンは11月24日にサンタの宣言とともにスタートし、1日中太陽が昇らない真冬の間、1月まで続く。

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