フェイスブック上の「親子関係」調査 現実を反映

2012.12.10 Mon posted at 15:36 JST

(CNN) 十代の若者は父母とあまり仲良くしたがらず、男の子は自分から話しかけることもめったになくなるが、母親はそんな息子に優しい言葉をかける――。現実の家庭生活と同様の傾向が、インターネットの交流サイト「フェイスブック」でもみられることが、最近の調査で明らかになった。

家族で過ごす時間の増える年末年始を前に、フェイスブックのデータ分析チームが、過去2カ月間に交わされた親子間の「友達申請」やメッセージなどを調査。6日に結果を発表した。

それによると、親子間の友達申請は、子どもが13歳の時点では65%がまず子どもから親へ送られる。しかし、子どもは成長するにつれて自分から申請を出さなくなり、20代の初めから半ばになると、親からの申請が60%を占めるようになる。子どもが30~40代になると、子どもから申請するケースが再び増えてくるという。

「子どもが巣立ちを前に親と距離を置くようになり、やがて人生の節目を迎えるころ振り向いてくる構図と同じだ」と、チームは指摘する。

親子間のメッセージも、十代の子どもには親から話しかけるパターンが目立つ。娘の場合、30歳を迎えるころには親からと子からが同じ割合になるが、息子は60歳になるまで、親に話しかけられてから応じるという傾向が続く。

フェイスブック上で公開されている親から子どもへのメッセージによく登場する表現は、「I’m so proud(誇りに思う)」「all my heart(心から)」「well done(よくやった)」「call me(電話して)」など。

また、息子に掛ける声は父親と母親で大きく異なり、母親からは「my handsome son(私のハンサムな息子)」「my little boy(坊や)」といった甘い呼び掛け、父親からは「buddy」や「dude」など「おまえ」といった意味のぞんざいな言葉遣いが目立つという。

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