（ＣＮＮ） もしも「マヤの予言」を信じるとすれば、世界の終末が近づいている。その根拠として、５０００年以上前につくられた中米の古代文明マヤの長期歴は、２０１２年１２月２１日で終わっている。もっとも、この日を境に新しい暦が始まるにすぎないとの説もあるが、いずれにしても、中米や米国のホテルやリゾートは、この日のためにさまざまな趣向を凝らした記念プランを用意している。その中から一部を紹介する。
フェアモント・マヤコバ、ローズウッド・マヤコバ（メキシコ・プラヤデルカルメン）
メキシコ・ユカタン半島のリビエラマヤにある２つのリゾート。マヤの豊かな文明を記念したスペシャルスパ（癒し効果のある薬草や湯あみの儀式）、マヤ伝統のテイスティングメニュー（ユッカ、ベルドラガなどを使用）を提供。伝統音楽や踊り、マヤ文明講座などもある。
ＪＷマリオット・カンクン・リゾート＆スパ（メキシコ・カンクン）
１２月２１日まで
カリブ海のエメラルド色の海に囲まれた高級リゾート。１３００年前のマヤ遺跡チチェン・イツァへの２人分のチケットと、マヤをテーマにしたカップルでのスパトリートメントをパッケージで提供。
ハマナシ・アドベンチャー＆ダイブリゾート（ベリーズ・ホプキンス）
１２月３１日まで
ベリーズの主要マヤ遺跡にも近いブティックエコリゾート。「世界週末パッケージ」として、マヤをテーマとしたギフトや食事、ピラミッド見学や地元のマヤの一家との昼食といった日帰りツアーが楽しめる。
広大な敷地を誇る静かな隠れ家リゾート、クイクシマラ (C)Michael Gilbreath/Cuixmala
クイクシマラ（メキシコ・ハリスコ）
１２月１５～２２日
世界の終末を迎えるストレスで凝った体をほぐすには、広大な敷地を誇る静かな隠れ家リゾートに勝る場所はない。Ｃｕｉｘｍａｌａは、「魂の休む場所」の意味。ヨガ教室で内なる生命の力を甦らせ、新時代に備えたい。１２月２１日はビーチの記念パーティーへ。
アジュールビーチホテル、アジュールセンサトーリホテル、アジュールファイブズホテル（メキシコ・リビエラマヤ）
１２月３１日まで
ファミリー向けの３ホテルで、子どもたちも楽しめる「ミニ・マヤ」プログラムが今年からスタート。マヤの材料と道具を使った料理教室、マヤ独特の数字を学びながらの２０１３年カレンダー作りといった無料アクティビティがある。
ザ・カーティス（米国・デンバー）
１２月１１日まで予約受付
パーティーで大騒ぎして人類最後の１夜を過ごそうというプランを提供。１２月２１日にホテル１５階の全２６室を借し切って、食事と飲み物のほか、全招待客のリムジン送迎と、ガスマスク、抗放射線薬、非常食などを用意する。万が一生き延びた場合のために、翌朝の朝食付き。
「２０１２年マヤ展」が開かれている博物館のバレー・パーキングとＶＩＰチケットをセットにしたプランがあるホテル・パロマー・フィラデルフィア (C)David Phelps/Hotel Palomar
ザ・キーティング（米国・サンディエゴ）
１２月２１日まで
「生き延びるために必須の知恵」「土壇場のリラクゼーション」などをテーマにした「世界終末パッケージ」が１泊６６６ドルから。ブートキャンプでゾンビから逃げる訓練を受けたあとは、レストランで「最後の晩餐」を楽しみたい。
ホテル・パロマー・フィラデルフィア（米国・フィラデルフィア）
１月１３日まで
近くの博物館で開かれている「２０１２年マヤ展」に合わせ、博物館のバレー・パーキングとＶＩＰチケットをセットにしたプランを用意。興味深いことにレイトチェックアウト付き。
ホテル・マヤ（米国・カリフォルニア州ロングビーチ）
その名の通り、建物のデザインからレストランのメニューまでマヤの文化を取り入れたウォーターフロントのホテル。今年１年を通じて、無料宿泊券やメキシコのユカタン半島ツアーが当たるキャンペーンを実施中。１２月２１日は世界終末パーティーを開く。ウェブサイトではマヤ暦のカウントダウンを行っている。
ホテル・パロマー・フィラデルフィア（米国・フィラデルフィア）
１月１３日まで
近くの博物館で開かれている「２０１２年マヤ展」に合わせ、博物館のバレー・パーキングとＶＩＰチケットをセットにしたプランを用意。興味深いことにレイトチェックアウト付き。