ディズニー初の「ラテン系」プリンセスはプロデューサーの間違い

Disney提供

2012.10.26 Fri posted at 16:23 JST

(CNN) 米ディズニーが初めてラテン系のプリンセスを主人公にした番組を放映すると伝えられたのは、番組プロデューサーの言い間違いが原因で、実はプリンセスはラテン系ではないことが分かった。ラテン系米国人でつくるメディア監視団体NHMCがディズニー幹部に確認した話として明らかにした。

渦中の新番組「Sofia the First(ソフィア・ザ・ファースト)」は、ディズニーがこの秋から放映する子ども向けアニメ。初めてラテン系のプリンセスが主人公になると伝えられ、話題になっていた。

しかしNHMCがディズニー幹部に会って確認したところ、ラテン系と伝えられたのは、番組プロデューサー、ジェイミー・ミッチェル氏の言い間違いによるもので、プリンセスはラテン系ではないとの説明を受けたという。

その上でディズニーは、ラテン系の少女を主人公とする別の番組を制作する計画があることを明らかにしたという。

ソフィア・ザ・ファーストの主人公の出身について、ディズニー幹部は交流サイトのフェイスブックでも次のように説明している。

「ソフィアはおとぎ話の世界の少女です。ディズニーのキャラクターはすべてファンタジーの世界から来ていて、さまざまな文化や民族の要素を反映していますが、実世界の特定の文化の代表はしていません。ストーリーにはスペインや中南米を含むさまざまな背景を持つ子どもたちに親しんでもらえる要素を取り入れています。例えばソフィアの母親は架空の国Galdizの出身ですが、この国はスペインに着想を得ています」

本物のラテン系ヒロインが登場する番組のプロジェクトについて、ディズニーに確認は取れていない。しかしNHMCは、リアルなラテン系の登場人物を描ける作家を提案することでディズニーと合意したと話している。

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