倉庫から100人以上の遺体の一部発見 ホルマリン漬け 米国

2012.08.31 Fri posted at 11:37 JST

(CNN) 米フロリダ州ペンサコーラで競売にかけられた倉庫の中から、100人以上の遺体の一部とみられる部位がホルマリン漬けにされた状態で見つかった。警察は、この倉庫を借りていた元監察医の男性が関与したとみて、刑事事件として立件するかどうかを検討している。

警察によると、人体の一部はプラスチック容器や試験管、ごみ袋、発泡スチロール製のコップなどに入って保存されていた。中には容器にひびが入って中身が漏れ出しているものもあったという。

倉庫は競売を通じて900ドルで落札されたもので、落札者が中身を調べていて発見し、24日に警察に届け出た。

調べによると、この倉庫は1997年から2003年まで検視局に勤務していた元監察医の男性が借りていた。この男性は検視報告書の提出期限を守らなかったとして03年5月に解雇され、フロリダ州の免許も失効しているが、その後も民間の病理学者として営業を続け、09年4月から競売が行われる今年8月22日まで倉庫を借りていた。支払いを滞納することも何度かあったという。

倉庫から見つかった人体の一部は97年から2007年にかけてこの男性がペンサコーラなどで検視解剖を行った際のものとみられ、氏名と解剖の日付を書いたラベル付きの容器もあった。現在は検視局に保管されているが、内容は公表されていない。

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