30年のシャトルミッションに幕、米宇宙計画の歴史を振り返る

ニール・アームストロング氏が月面歩行を行った1969年は、ジョン・F・ケネディ大統領の主導で開始された米国の宇宙計画の絶頂期だった

2011.07.09 Sat posted at 10:58 JST

米航空宇宙局(NASA)は米東部時間8日午前11時29分(日本時間9日午前0時29分)、米フロリダ州ケネディ宇宙センターからスペースシャトル・アトランティスを打ち上げた。

今回のアトランティスの飛行は、30年に及ぶ米国のシャトル計画の最終ミッションとなった。その歴史を写真で振り返る。

ニール・アームストロング氏が月面歩行を行った1969年は、ジョン・F・ケネディ大統領の主導で開始された米国の宇宙計画の絶頂期だった
ニクソン大統領は1969年の大統領就任直後に米宇宙探査計画の次の段階を決める作業部会を立ち上げた。写真は1970年に撮影されたニクソン大統領と宇宙飛行士たち
人類初の有人宇宙飛行からちょうど20年後の1981年4月12日、初のスペースシャトル「コロンビア」が打ち上げられた
1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、打ち上げ直後に光学ミラーに不具合が発生し、シャトルの乗員が修理を行った
米国のシャトル計画のもう1つの重要な功績は、1988年にロシアのロケットが打ち上げた国際宇宙ステーション(ISS)への貢献だ
1983年6月18日、カリフォルニア州出身の物理学者サリー・ライドさんが、スペースシャトル・チャレンジャーのSTS-7ミッションで米国人女性として初めてスペースシャトルの乗組員となった
シャトル計画の最も印象的で恐ろしい映像の1つが、1986年1月28日にスペースシャトル・チャレンジャーが打ち上げから約1分後に空中分解したシーンだ
チャレンジャーの事故から17年後の2003年2月1日、着陸態勢に入ったスペースシャトル「コロンビア」が空中分解する事故が発生した
シャトル計画の歴史がついに幕を閉じようとしている。8日、スペースシャトル・アトランティスが最後のミッションを果たすため宇宙に飛び立った

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