頭の回転を早くする英語体得

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語学の春の前に自己流を見直す

日本の4月は入学の春。この時期は語学の春でもあり、語学産業が一気に活気づく。

Yahooは日本人の語学学習への意欲がピークを迎える4月に向け “外国語を学ぶ人の動向調査”を行った。この統計で明らかになったこと−それは、語学学習者に”在宅派”が圧倒的に多いということだ。在宅派とスクール派の差ははっきりとしており、語学学習者のたったの1割がスクール派で、残り9割がオンライン学習、本、CD、DVDをベースにする在宅派だというのだ。もう外国語=学校へ通って先生から直接学ぶものという刷り込みは崩れてしまったということになる。

なぜこんなにも圧倒的に在宅派学習者が多いのか。それは様々な要因が考えられる。

もちろん最近の社会の動きとも無関係ではない。小学校の英語活動必修化に備えるために、子供に英語を習わせなければと思っている親も多い。ただ、夕方に学校が終わる子供を、英会話教室へ送り迎えするのは時間・経済面共に負担になる。だから、在宅学習が自然と選ばれやすくなる。社内英語公用化が後押しになって英語を学ぶ社会人は、本業が忙しいため、英語学習だけの時間を確保することは難しい。どうしても隙間時間にできるオンライン学習を選ぶことになり、また、通勤途中で聞く音声教材ーでの学習が中心となる。

“英語くらいはできなきゃダメ”という社会的要請が、個人の義務に感じられてくると、英語嫌いを量産しかねない。義務の力が楽しい気持ちを上回ってしまうと、やりたくない気持ちを育ててしまう。だからこそ、本来的に、純粋に楽しめる英語学習の追求。これが鍵になる。

在宅派は自分一人で学んでいかなければならないため、時に、自己流の偏った勉強法で非効率な学習に陥る危険がある。だから、科学的な言語脳の鍛え方のベースを知っておきたい。

今回は、英語学習を“英語体得”と名を改め、体の一部としての脳がどう言語を認識し、脳にどう言葉を溜めていくかを紹介する。また、どうしたら脳が喜んで言葉を覚えてくれるかも解説する。この“体得”の科学的原則を、独学しているあなたのオリジナル学習法に組み込んでいただければ英語体得も加速できるはずだ。

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