イスラエル軍が難民キャンプでの作戦完了を発表 西岸トゥルカルム

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イスラエル軍はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区トゥルカルム近郊のヌールシャムス難民キャンプでの軍事作戦を完了した/Ronaldo Schemidt/AFP/Getty Images

イスラエル軍はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区トゥルカルム近郊のヌールシャムス難民キャンプでの軍事作戦を完了した/Ronaldo Schemidt/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区トゥルカルム近郊にあるヌールシャムス難民キャンプでの軍事作戦を完了したと発表した。

昨年10月にイスラエル軍がイスラム組織ハマスとの戦闘を始めてから、西岸地区で最大規模の攻撃だったとみられる。現場からの画像には、コンクリートの塊やがれきが散乱した場面が写っている。

パレスチナ保健省と通信社WAFAは20日、この攻撃で子ども1人を含む少なくとも14人が死亡したと述べた。

イスラエル軍は、18日から始まった「大がかりな対テロ」作戦で「テロリスト」10人を殺害し、「指名手配の容疑者」8人を逮捕したと主張していた。

自治区ガザ地区で衝突が続くなか、西岸地区でも暴力が激化している。パレスチナ保健省によると、20日にはイスラエル人入植者の襲撃による負傷者を搬送していた救急車の運転手が殺害された。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は先週、西岸地区で昨年発生した入植者による襲撃の件数は、国連が記録を始めた2006年以降で最悪の水準だったと指摘した。

保健省によれば、西岸地区と東エルサレムでは昨年10月以降、パレスチナ人少なくとも483人が入植者やイスラエル軍兵士に殺害された。米国と欧州連合(EU)は過激な入植者の暴力が増加しているとして、関係者に新たな制裁を科した。

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