フランス、ビーチや公園での喫煙禁止へ

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たばこの吸い殻の入った灰皿=28日、フランス南西部/Bob Edme/AP

たばこの吸い殻の入った灰皿=28日、フランス南西部/Bob Edme/AP

(CNN) フランスのルソー保健相は28日、ビーチや公園での喫煙を禁止する方針を明らかにした。フランス政府は年間7万5000人に上るたばこ関連死の防止をめざし、相次ぐ施策を打ち出している。

一連の施策では「2032年までにたばこフリーの世代」をつくり出す目標を掲げている。

ルソー氏は会見で、ビーチや公園、森林、学校付近などでの喫煙が近く国内で禁止されると明らかにした。

正確な日程は示さなかったものの、CNN提携局のBFMTVに対し、早ければ来年から罰金が科される可能性があると示唆した。

ルソー氏はたばこの段階的な値上げも発表。25年には1箱12ユーロ(約1900円)、27年までには1箱13ユーロに値上がりするとしている。

フランスはすでに9月、使い捨て型の電子たばこを禁止する方針を明らかにしていた。

ルソー氏はBFMTVに対し、「喫煙を軽く考えるのはやめる。それが我々がこの計画で望んでいることだ」と説明。「喫煙の持つ楽しさ、娯楽の側面は捨てなければならない」と続け、「予防可能なたばこ関連死が1日200件起きている。この数字に慣れてしまってはだめだ」と述べた。

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