タイ国王、タクシン元首相に恩赦 禁錮8年の刑期を1年に短縮

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タイ国王の恩赦により、タクシン元首相の刑期が8年から1年に短縮された/Sirachai Arunrugstichai/Getty Images

タイ国王の恩赦により、タクシン元首相の刑期が8年から1年に短縮された/Sirachai Arunrugstichai/Getty Images

(CNN) タイ王室は1日、官報を通じて声明を発表し、ワチラロンコン国王がタクシン元首相(74)に恩赦を与え、禁錮8年の刑期を1年に短縮したと明らかにした。

クーデターによりタイ首相の座を追われたタクシン氏は2008年に汚職の罪で有罪判決を受け、国外に逃亡。先月22日に15年ぶりの帰国を果たし、タイ最高裁から禁錮8年の刑を言い渡されていた。

官報の声明では減刑について、タクシン氏の国への奉仕や王室への忠誠、自身の過去の行動に関して既に「告白、後悔」していることを考慮に入れたと説明。本人が高齢である点や健康上の問題を抱えていることにも言及した。

タクシン氏が王室への恩赦の嘆願をいつ提出したのか、声明は明らかにしていない。国王による恩赦の指令は8月31日付で出され、プラユット首相が署名した。

タイに帰国後、タクシン氏は刑務所に収監されたが翌日に胸の苦しさや高血圧、酸素レベルの低下といった症状が出て病院に搬送された。タイ矯正局が明らかにした。同局によるとタクシン氏は心臓に持病があり、刑務所病院では専門的な治療を行うことができなかったという。

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