ケリー米大統領特使が訪中 気候変動問題での協力に期待

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握手を交わすケリー米気候変動問題担当大統領特使(左)と中国外交トップの王毅氏/Florence Lo-Pool/Getty Images

握手を交わすケリー米気候変動問題担当大統領特使(左)と中国外交トップの王毅氏/Florence Lo-Pool/Getty Images

(CNN) 米国のケリー気候変動問題担当大統領特使が、3日間の予定で中国を訪れている。専門家らは、気候問題をめぐる米中間の協力に期待を寄せる。

ケリー氏は17日、北京市内で中国側の解振華気候変動事務特別代表と終日会談。18日は外交トップの王毅(ワンイー)氏とも会談した。

国際環境団体グリーンピースの中国事務所で上級政策顧問を務める李碩(リーシュオ)氏は、こうした会談を「明るい兆し」として歓迎。北京や北半球全般が厳しい暑さに見舞われるなか、「米中間で長年閉ざされていた気候対話のドアが半分開いた」と指摘し、温室効果ガスの最大の排出国である両国が対話を「軌道に戻そうとしている」と評価した。

李氏は、11~12月に予定される第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)を前に、米中は引き続き協力する必要があると強調。両国の共通点は、この夏どちらも経験している異常気象を見れば明らかだと述べ、世界的な気候危機がこれほどあらわになっている今、政治的な策を弄(ろう)するとしたら、それは地球全体に対して、あるいは米中関係に対しても無責任なことだと指摘した。

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