北朝鮮、「衛星」打ち上げに失敗 日本や韓国のアラートは解除

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金正恩(キムジョンウン)総書記=3月1日、北朝鮮・平壌/KCNA/Reuters

金正恩(キムジョンウン)総書記=3月1日、北朝鮮・平壌/KCNA/Reuters

ソウル(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、31日に試みた軍事偵察衛星の打ち上げが、第2段ロケットの異常のため失敗に終わったと伝えた。

KCNAは「新型衛星運搬ロケット『千里馬(チョンリマ)1』は、第2段のエンジンの異常始動により推進力を失って西海に墜落した」としている。

これに先立ち韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が同日「宇宙飛翔(ひしょう)体」を発射したと伝えていた。韓国と日本では緊急警報が発令された。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記はこの数週間前、同国初の軍事偵察衛星の打ち上げ準備を指示していた。

韓国軍合同参謀本部によると、発射が行われたのは午前6時29分ごろ。ソウルでは2分後に防空警報が鳴り響き、1分後には、避難準備と子どもや高齢者の避難優先を促すショートメールが住民に送信された。

続いて6時41分、この警報は「誤送信」だったとする通知が届いた。

日本でも沖縄県を対象にアラートが発令された。しかしその後、日本の領域には飛来しないと判断してアラートは解除された。

韓国軍合同参謀本部によると、飛翔体は東倉里から南に向かって発射され、黄海にある白翎島(ペンニョンド)の西部上空で飛行が確認された。

韓国行政安全省によれば、白翎島に出されていた警報は午前8時過ぎに解除された。

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