ICU病床の占有率、最悪の水準に ブラジル
(CNN) ブラジルの代表的な公共衛生研究機関である「フィオクルス財団」は28日までに、国内の集中治療室(ICU)の病床の占有率が新型コロナウイルス禍が始まって以降、最悪の水準に到達したと報告した。
同財団が今月22日時点でまとめたデータによると、全国26州と連邦地区のうち12州などにある公共病院の成人の感染者用病棟のICU病床では80%を超えた。
17の州都では高水準の占有率を記録。アマゾン地域にあるポルトベーリョでは100%、マナウスで94.6%、北東部のフォルタレザで94.4%や南部のフロリアノポリスで96.2%などとなっている。
新型コロナの感染が大規模に広がっているブラジルでは昨年12月下旬以降、新たな死者が1日当たり1000人を上回る水準で推移している。今月25日には1500人以上を記録していた。