米国人医師、コンゴでエボラウイルス接触の疑い 経過観察へ

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コンゴ民主共和国で医療支援を提供していた米国人1人がエボラウイルスに接触した疑い/CDC/GETTY

コンゴ民主共和国で医療支援を提供していた米国人1人がエボラウイルスに接触した疑い/CDC/GETTY

(CNN) エボラ出血熱が流行しているアフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)で医療支援を提供していた米国人1人が、エボラウイルスに接触した疑いで経過観察を受けることになった。米ネブラスカ大学医療センターが発表した。

この人物の身元は公表されていない。同センターの専門家によると今のところ症状はみられず、感染を広げる恐れもないとされるが、今後2週間は立ち入り禁止区域に収容して連邦、州、郡の保健当局者が観察を続ける。

同専門家は「何らかの症状が出た場合も、ここには世界最高クラスのチームがいる」と強調した。

同センターには全米有数の「生物学的封じ込め施設」があり、2014年にはエボラ患者3人を受け入れた。15年には西アフリカでウイルスに接触した米国人5人が経過観察下に置かれたが、だれも発症しなかった。

コンゴでは今年8月初めからエボラ熱が流行している。今回の流行ではすでに300人以上が死亡した。同国保健省によると、29日までに感染が確認された患者は545人、疑い例は48人に上っている。

世界保健機関(WHO)のチームがワクチン接種に乗り出したものの、大統領選の度重なる延期に対する抗議デモや治安状況の悪化に阻まれ、難航しているという。

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