イスラエル、入植地の新規建設を承認 ヨルダン川西岸

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イスラエル政府がヨルダン川西岸への入植地の新規建設を承認

イスラエル政府がヨルダン川西岸への入植地の新規建設を承認

(CNN) イスラエルの安全保障閣議は30日、ヨルダン川西岸に入植地を新規に建設することを全員一致で承認した。首相府が明らかにした。イスラエルは過去20年以上にわたり、パレスチナ自治区内での新たな入植地建設を行っていなかった。

新たな入植地はラマラの北に建設される。2月にイスラエル当局によって破壊されたアモナにある無許可入植地の元住民らの受け皿にするという。

また、安全保障閣議は既存の入植地に計2000棟の住宅を建設する計画を早めることを決めた。これはトランプ米大統領の就任直後、イスラエルのネタニヤフ首相が承認した新規に5500棟以上を建設する建設の一環だ。

国連安保理は昨年12月、西岸および東エルサレムにおけるイスラエルの入植地建設を違法だとして非難する決議を可決している(米国は棄権)。

ネタニヤフ政権とトランプ政権の間には入植地に関する合意は存在しておらず、トランプ大統領は2月、入植地の拡大を控えるようイスラエルに求めていた。

あるホワイトハウス高官は、今回の承認決定はトランプ大統領の意向を無視したというよりは、「以前から予定されていたこと」だとの見方を示した。

「(米・イスラエルが)中東和平の前進の可能性に関するさらに突っ込んだ議論に進む中で、イスラエル政府は大統領の懸念を考慮に入れた入植政策を採用する意向を明らかにした」とこの高官は述べた。

入植活動が和平の妨げとなるというトランプ大統領の懸念については「以前と変わらない」という。

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