北朝鮮、ICBMの新型エンジンの実験成功を誇示 米を威嚇

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ソウル(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)用の新たなエンジン開発を実施し、成功したと伝えた。「米国の帝国主義者や他の敵対勢力への新たな核攻撃の確固とした手段を握った」とも主張した。

この報道の真偽は不明。北朝鮮は今年に入り、核戦力強化の開発の成果を相次いで発表。水爆と称する核実験の成功、弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化の実現などを明らかにしている。

朝鮮中央通信によると、ICBMの新エンジン実験には最高指導者である金正恩(キムジョンウン)第1書記が西海衛星発射場で立ち会ったとしている。北朝鮮の科学者の開発の成果とし、世界に国防能力を見せ付ける輝く事業と誇示した。

同通信はまた、エンジン実験の成功を受け、同書記が「新たな大陸間弾道ロケットにより強力な核弾頭を積める能力を獲得した」と述べたと報道。「これにより米国本土を含む悪の巣を射程距離内に収め、地球上で存続出来ない灰燼(かいじん)にし得ることを可能にした」との発言を引用した。

北朝鮮は過去数カ月間、敵対勢力に対する先制的な核攻撃などを再三ほのめかす挑発的な姿勢を示していた。以前にもあった、米国の首都ワシントンへの核攻撃を示唆するようなプロパガンダ映像も公表している。

米韓両国軍の合同軍事演習が例年実施されるこの時期に北朝鮮が好戦的な言動を示すのは常套(じょうとう)手段ともなっている。

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