健康と繁栄示す人間開発指数 ノルウェーが首位、12年連続

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ノルウェーが健康と繁栄示す「人間開発指数」でトップに

ノルウェーが健康と繁栄示す「人間開発指数」でトップに

(CNN) 国連開発計画(UNDP)は16日までに、世界各国の国民の健康と繁栄を示す「人間開発指数(HDI)」の今年のランキングを発表し、ノルウェーが12年連続で首位となった。日本は20位だった。

HDIはUNDPが毎年発表している人間開発報告書の一部として、国民の平均寿命、教育、所得・生活水準という3分野のデータから算出される。1990年から始まり、今年は南スーダンを新たに加えた188カ国・地域が対象となった。

ノルウェーは平均寿命が81.6歳、1人当たりの国民総所得(GNI)が6万4992ドル(約792万円)など3分野すべてが高水準で、HDIは0.944。2位以下にはオーストラリア(0.935)、スイス(0.930)、デンマーク(0.923)、オランダ(0.922)が続いた。

今年はリビアが27、シリアが15も順位を下げたのが目立った。

HDIが低かった5カ国は最下位から順にニジェール(0.348)、中央アフリカ(0.350)、エリトリア(0.391)、チャド(0.392)、ブルンジ(0.400)だった。

報告書は、開発の成果を判断する最終的な基準は「人間にとって選択の幅が広がること」だと強調。「経済成長はそのための手段であり、目的ではない」と述べている。HDIをみれば2つの国のGNIが同じでも開発の成果が異なるケースもあることが分かり、政策決定に役立てることもできるとしている。

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