宮城県で堤防決壊、救助急ぐ 豪雨死者3人に

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豪雨水害 常総市からリポート

東京(CNN) 台風18号(アータウ)から変わった低気圧による豪雨被害が広がる中、宮城県大崎市では11日未明に市内を流れる渋井川の堤防の一部が決壊し、市街地が浸水した。救助隊は市民らの救出を急いでいる。

市内では約100棟の建物が浸水し、住民からの救助要請が相次いだ。市の防災当局によると、浸水地区には約1000人の住民がいるが、救助を求める正確な人数は確認できないという。NHKによると、市民700人以上が避難所に退避している。

消防のほか自衛隊も出動し、ボートやヘリコプターでの救助が行われた。防災当局によると、同日午後2時50分現在で115人が救助されたという。

豪雨の影響で、栃木県では地滑りなどで女性1人と男性1人が死亡、宮城県では車が水に流され女性1人が死亡し、これまでの死者は計3人となった。10県で少なくとも28人が負傷し、22人が行方不明となっている。

鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では同日、自衛隊のヘリがショッピングセンターの屋上から客ら数十人を救助するなど、取り残された住民の救助活動が続けられた。市内の水は引いてきているが、まだ多くの道路で通行できない状況だ。

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