エアアジア機捜索8日目、回収34遺体に インドネシア

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墜落したエアアジア機の捜索が続く

墜落したエアアジア機の捜索が続く

(CNN) 乗客乗員162人を乗せてインドネシア沖に墜落したエアアジア機の捜索は8日目に入った4日、少なくとも4人の遺体が新たに回収された。これで遺体で見つかった搭乗者は34人となった。

遺体はヘリコプターで墜落現場の北部にあるパンカランブーンに搬送されている。インドネシア政府は同日までに、さらに女性乗客2人と男性客室乗務員1人の身元を確認したと発表した。

現場では全長約10メートル、幅1メートルほどの残骸も新たに発見されたが、海上はこの日もしけに見舞われ、捜索ははかどっていない。

インドネシア捜索救助庁のスリスティヨ長官は4日の記者会見で、機体の残骸や犠牲者の遺体が潮流で流されているとの情報に基づき、海上からの捜索範囲を東部に広げたことを明らかにした。

この日は航空機20機と船舶27隻が出動したが、悪天候に阻まれて捜索は難航。潜水士も待機していたが、視界が悪く潮流も強かったため、海中の捜索は見送られた。

一方、複数の家族が4日にCNNに明らかにしたところでは、エアアジアは搭乗者1人につき約2万4000ドル(約290万円)の一時補償金を家族宛ての書簡で提示した。

書簡の中でエアアジアはこの金額について、捜索が行われている間の「金銭的苦境」に対する補償であり、搭乗者が死亡したことを確認するものではないと強調している。

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