ロシア、メキシコ湾などで偵察飛行へ 米に対抗か

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アラスカ沿岸を飛行するロシアの爆撃機(下)に米戦闘機が対応=2011年、米空軍提供

アラスカ沿岸を飛行するロシアの爆撃機(下)に米戦闘機が対応=2011年、米空軍提供

(CNN) ロシアのジョイグ国防相は12日、同国がメキシコ湾やカリブ海周辺諸国に長距離爆撃機を派遣し、偵察飛行などに当たらせる方針を明らかにした。

飛行の計画空域は大西洋北部や太平洋東部も含めるとし、ウクライナ情勢をめぐるロシアに対する国際的な反発への対抗措置と主張している。米国の裏庭とも言える地域での作戦だけに、米国が反発するのは必至となっている。

ジョイグ国防相は同時に、ロシアが今年併合したウクライナ・クリミア半島での治安を強化する方針も明らかにした。ウクライナ情勢や北大西洋条約機構(NATO)での反ロシア機運の高まり、ロシアの国境付近での外国軍の増強などをにらんだ措置と強調した。

特にクリミア半島での十分に自立した兵力整備は最優先課題ともした。

その上で、ロシアが直面する現状を踏まえた場合、大西洋西部、太平洋東部、カリブ海周辺やメキシコ湾での軍事的な存在の維持が必要と主張。演習の一環としてロシアの長距離爆撃機によるロシアの国境付近や北極圏内での飛行を実行すると続けた。

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