米軍が米製軍用品を破壊 イラクに供与後ISISが奪い利用

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空爆参加の米軍機や装備を見る

ニューヨーク(CNNMoney) 米中央軍などは28日までに、イラクとシリアで続行するイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を標的にした空爆で、米国がイラク軍に供与しISISが奪って実戦などに使用している装備品も破壊対象になっていることを明らかにした。

これら装備品には、装甲兵員輸送車も含まれ、イラクで今年8月からの空爆開始後、計41台を破壊したという。

米シンクタンク「戦略予算評価センター」の研究員によると、装甲兵員輸送車の製造費用は搭載の装備品によって異なるが、1台当たり約25万ドル(約2725万円)かかる。これら輸送車の破壊に使う爆弾は3万ドル相当となっている。

米国防総省当局者はCNNの取材に、テロリストによる米軍装備品の利用を確認した場合、装備品がもたらす脅威を消滅させる行動を起こすと指摘。装甲兵員輸送車を破壊すれば、米国は改めてイラク軍に補給せざるを得ない同様の輸送車の購入費を負担することにもなる。

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