中国東部の空港で欠航相次ぐ 軍事演習の影響か

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(CNN) 中国東部の空港で21日、欠航と遅延が相次ぎ、合わせて数百便が影響を受けた。当局や航空会社は理由をはっきり説明していないが、軍事演習の影響との見方もある。

上海の浦東、虹橋両空港ではこの日、約200便が欠航となり、約120便が2時間以上遅れた。南京や杭州など東部の空港でもそれぞれ出発便がキャンセルされた。

英字紙シャンハイ・デーリーは「航空交通の規制が理由」とする地元当局者の話を伝え、「規制の背景としては軍事演習が考えられる」と報じた。

国営中国中央テレビ(CCTV)は短文投稿サイト「新浪微博(ウェイボー)」で、航空業界などに出回っている覚書を紹介した。それによると、民間航空当局から各航空会社に、7月20日から8月15日までの間、東部12カ所の空港で25%の便を削減するよう指示が出たという。当局はCNNの取材に対してコメントを避けた。

上海では今月14日にも100以上の便が欠航となった。香港の英字紙、サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、インターネット上では「汚職撲滅キャンペーンの標的となった要人が逃亡を企てているためだ」とのうわさが飛び交い、虚偽の情報を流したとして2人が拘束された。

中国の空港は世界でも遅延が多いことで知られる。米航空情報サービス会社のフライトスタッツが発表した昨年6月の定時運航率ランキングでは、北京空港と虹橋空港がワースト2を独占した。

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