ウクライナ各地で衝突 死者40人超、ヘリ2機撃墜

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ウクライナ南部で衝突

ウクライナ・スラビャンスク(CNN) ウクライナ東部で2日、同国の治安部隊が親ロシア派武装勢力に対し、これまでで最も大規模な制圧作戦を開始した。親ロシア派は、ウクライナの約10の都市・町で政府関連庁舎を占拠しているとされる。南部でも衝突が起きており、各地での死者は計40人を超えている。

ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクでは、ウクライナ政府のヘリコプター2機が親ロシア派に撃墜された。ウクライナ防衛省が明らかにした。ウクライナ軍がスラビャンスクで行った軍事作戦で、親ロシア派5人と市民2人が死亡したという。

ウクライナ防衛省によると、スラビャンスク近くの村でウクライナ軍が攻撃され、ウクライナの兵士2人が死亡したという。同省は、親ロシア派の武装勢力が、同地域の橋を封鎖するために女性を含む地元住民を人間の盾として使ったことを明らかにした。

黒海沿岸の都市オデッサでも親ロシア派とウクライナ軍が衝突し、地元警察によれば、少なくとも4人が死亡、40人が負傷した。

警察によると、戦闘の最中に労働組合の建物で火災が発生し、さらに31人が死亡したという。当局は当初、死者は38人と発表したていが、その後修正した。

親ロシア派と、ウクライナ軍およびキエフ政府支持派の衝突を受け、国連安全保障理事会は2日、緊急会合を開いた。ロシアはウクライナによる攻撃の停止を求めたのに対し、西側諸国はロシア政府が親ロシア派武装勢力に資金提供を行っていると非難した。

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