武装集団がウクライナ南東部の軍基地襲撃、死傷者も

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米ロ、ウクライナ、EUの外相が協議

(CNN) ウクライナ暫定政権のアバコフ内相は17日、計300人とみられる武装集団が同日、南東部マリウポリ市にあるウクライナ軍基地を襲撃したことを明らかにした。交流サイト「フェイスブック」上で述べた。

警告の発砲が行われた後、銃撃戦が起きたという。衝突は続いているという。同基地を守るウクライナ軍の兵力は伝えられていない。

内相によると、この戦闘で武装集団の3人が死亡、13人が負傷し、63人が拘束された。武装集団の政治的背景などは明らかでない。

クリミア半島がロシアに併合されたウクライナ危機では、親ロシアの住民が多い東部で暫定政権に反発し、行政機関庁舎が占拠されるなどの騒乱が多発。暫定政権は治安部隊を投入して占拠を解除させる措置に踏み切っている。

一方、ウクライナ危機の打開策を模索するため米国、ロシア、ウクライナと欧州連合(EU)の外相協議が17日、スイス・ジュネーブで開催される。ただ、ロシアが対ウクライナ国境周辺に4万人規模ともされる兵力を配置し、ウクライナに軍事圧力を加える中で、協議で重要な進展が得られるとの期待はしぼんでいる。

ウクライナや欧米はウクライナ東部の騒乱拡大の背後にはロシアの画策があると主張し、米国はロシアに対するさらなる経済制裁を打ち出す構えを強めている。

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