ウクライナ、停戦合意後も衝突 死者100人超の情報も

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ウクライナのヤヌコビッチ大統領=president.gov.uaから

ウクライナのヤヌコビッチ大統領=president.gov.uaから

ウクライナ情勢を巡って各国の外交努力も続いた。キャメロン英首相は20日、ポーランドの首相やロシアのプーチン大統領と電話で会談。ドイツのメルケル首相とオバマ米大統領も対応を協議した。

ヤヌコビッチ大統領は、バイデン米副大統領と20日遅く電話で会談するとともに、国連の潘基文(パンギムン)事務総長とも接触している。潘事務総長は同日、「警官隊とデモ隊の双方による火器の使用に戦慄(せんりつ)を覚える」と述べ、「真摯(しんし)な対話」を呼びかける声明を発表した。

ロシアはヤヌコビッチ大統領の要請を受け、反政権派との交渉のために仲介者を派遣すると表明した。ただ、ロシアの国連大使は、反政権派が対話を望んでいるとは思わないとの見方を示し、反政権派が政府の建物に侵入して議会乗っ取りをはかっていると非難、「暴力的なクーデターの動きを食い止める必要がある」と強調した。

一方、欧米諸国はヤヌコビッチ政権に対する批判を強めているが、駐ウクライナ米大使は20日、政情不安が増す中で、「双方とも過激派が勢力を強めている」との見方を示した。

米軍のカービー報道官によれば、ウクライナ軍は暴力に関与している兆候はなく、軍の施設や武器を守る動きに出ているという。ただ、ヘーゲル米国防長官がウクライナ軍の新指導部との接触を試みているにもかかわらず、反応はないとした。

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