ホムスで一時停戦、民間人は脱出へ シリア

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政府軍の爆撃により破壊されたアレッポの建物=アレッポメディアセンター提供

政府軍の爆撃により破壊されたアレッポの建物=アレッポメディアセンター提供

(CNN) シリア中部のホムスで6日、反体制派と政権側が一時的な停戦合意を発表し、民間人の脱出と人道支援物資の搬入が実現する見通しとなった。一方、激戦地となっている北部の都市アレッポでは刑務所で戦闘が発生、反体制派のイスラム武装勢力が刑務所の占拠を宣言した。

停戦合意については国連と米政府も確認した。米国務省のサキ報道官は合意を歓迎し、7日から履行が開始されると語った。

ホムスにいる反体制派の報道官によると、合意に基づき、戦闘がやんだ時点で女性と55歳以上の民間人、15歳未満の子どもはホムスからの脱出が認められる。ただし条件として、政府側と戦わないことに同意する必要がある。

第1陣が脱出した後、シリア軍は国連の車両を通過させ、食料や医薬品をホムスに搬入させる。ホムスには1年以上も支援物資が届かず、食料や医薬品の不足に見舞われて高齢者や子どもに深刻な影響が及んでいた。

国営シリア・アラブ通信は、ホムスからの避難民には政府が避難所や食料、医薬品などを提供すると伝えた。

国連のバレリー・エイモス緊急援助調整官は、停戦合意によってホムスの約2500人に援助物資を届けることができると話している。

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