印外相、女性副総領事に対する起訴取り下げを要求

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印外相、女性副総領事に対する起訴取り下げを要求

(CNN) ニューヨーク駐在のインドの女性副総領事が家政婦の就労ビザ申請をめぐる不正容疑で逮捕された問題で、インドのクルシード外相は20日、米国は副総領事に対する起訴を取り下げるべきだと語った。

ニューヨークのインド総領事館に勤務するデブヤニ・コブラガーデ副総領事は先週、家政婦として働かせるためにインドから連れてきた女性の就労ビザを取得する際に詐欺行為を行ったとして逮捕され、裸で身体検査を受けた。

コブラガーデ氏は、女性に時給9.75ドル(約1000円)支払うとしていたが、実際の時給は3.31ドル(約350円)で、さらに女性に不正について口止めも行っていた。

マンハッタン連邦地検のプリート・バララ検事正は19日、「米国に対するこの種の詐欺や個人からの搾取は許されない」と述べたが、クルシード外相は、この件はインドの裁判で処理するべきだと主張した。

またコブラガーデ氏の扱いについてインドの複数の政治家が「野蛮」だとし、シン首相も「遺憾」と述べたことについて、バララ検事正は、コブラガーデ氏については米国市民である他の容疑者よりも優遇されており、手錠をかけたり、行動の自由を奪ったりしておらず、電話の所持も許可し、育児など個人的用事のために電話をかけることを認めていると反論した。

クルシード外相は米国の対応を批判する一方で、この騒動が長期的に米印関係に悪影響を及ぼす可能性について懸念を示した。外相は「米印関係の重要性を双方が理解することが大切。この関係に官民が莫大な投資をしている」とし、「世界も米印関係の悪化を望んでいない」と付け加えた。

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