イランとIAEA、核査察拡大で合意

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IAEA事務局長に聞く

(CNN) イランと国際原子力機関(IAEA)は11日、同国の核問題解決に向けて協力することで合意に達し、共同宣言に署名した。IAEAの天野之弥(ゆきや)事務局長はCNNとのインタビューで、今後の交渉進展に自信を示した。

イランの核問題を巡っては先週末、国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた6カ国と同国がジュネーブで協議を開催したものの、合意は次回以降に持ち越されていた。

IAEAとの交渉でイランは、6カ国との合意を妨げる要因のひとつとなったアラク重水炉などへの査察受け入れを表明。今後3カ月で6項目の具体的措置を実施することで合意した。

天野事務局長はイラン側との会合について「雰囲気が大きく変わり、非常に建設的な話し合いになった」としたうえで、「これは重要な前進だが、第一歩にすぎない。まだ多くの課題が残っている」と語った。また、6カ国とイランによる協議とは「まったく別物だ」と強調し、IAEAは「検証と技術上の問題」に集中していると述べた。

6カ国との協議は20日に再開する予定。専門家の間ではイランが本気で経済制裁の解除を望んでいるとの見方が強く、協議の行方に期待が集まっている。

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