シリア副大統領「歴史的和解を」 統一政府の樹立を呼びかけ

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反体制派武装組織「自由シリア軍(FSA)」の兵士

反体制派武装組織「自由シリア軍(FSA)」の兵士

(CNN) シリアのシャラ副大統領は17日発行のレバノン紙のインタビューで、シリア内戦の「歴史的和解」と国家統一政府の樹立を呼びかけた。アサド政権にも反体制派にも内戦を終わらせるための軍事力がないためとしている。

シャラ副大統領のインタビューはレバノンのアルアハバル紙が16日に一部を公開した。この中で副大統領は、シリア内戦の解決のためには、地域の主要国と国連安全保障理事会の介在による歴史的和解を目指す必要があると指摘した。

さらに、シリアの反体制派にも政権にも、内戦を決着させられるだけの軍事力はないと述べ、「解決策にはあらゆる形態の暴力の停止と、国家統一政府の樹立を盛り込まなければならない」との認識を示した。

シャラ副大統領はイスラム教スンニ派で、かつては外相も兼務。少数派のアラウィ派が中枢を固める政権を8月に離脱してヨルダンに出国したとの情報もあったが、その後再びシリア政権の中で浮上していた。

トルコ外相は10月に、シャラ氏が率いる暫定政府の構想を打ち出し、反体制派も同構想を受け入れる姿勢を示している。

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