中国の新指導者、汚職対策など懸案列挙

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習近平氏(中央)ら新指導部の7人

習近平氏(中央)ら新指導部の7人

北京(CNN) 中国共産党の第18期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が15日、北京で開かれ、胡錦濤(フーチンタオ)氏の後任となる党総書記に習近平(シーチンピン、59)・国家副主席が就任した。国営新華社通信などが報じた。

習氏はまた、重要な安全保障政策や国防問題を仕切る党中央軍事委員会主席の地位も得た。新任の党総書記による軍事委員会主席への同時昇格は近年の権力交代劇を見た場合、異例となっている。直近の2度の指導部交代では、党総書記の経験者が退任後もこの地位を数年間保持し、国政への影響力をふるう権力ポストとなっていた。

習氏は記者団が詰め掛けた会場に現れて演説。到着が遅れたことをわびながらも、新体制が直面する多数の重大な内政課題に即座に話題を切り替え、汚職や政府と一般国民との乖離(かいり)、過度の形式主義、官僚制の弊害などに言及。腐敗体質は一部の党員らにも浸透しているとし、是正のため早急な対策を打ち出す必要性を強調した。

演説では共産党が建国の過程でこれまで果たしてきた功績を前面に出しながらも、国民は力の源泉であると説明。歴史は真の英雄である国民によってつづられるとし、今後の国政運営で国民と歩調を合わせることが肝要との考えを示した。

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