難民認定希望者150人乗せた船、インドネシア沖で遭難か

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ジャカルタ(CNN) インドネシア国家捜索救助庁(BASARNAS)は29日、約150人の難民認定希望者が乗っていたとみられる船が同国沖で遭難したとの情報を受け捜索を実施したものの、まだ発見できていないと発表した。

現場はジャワ島とスマトラ島に挟まれたスンダ海峡。29日朝に連絡を受けて救難ヘリコプター2機と救助船が急行、捜索に当たったものの船を見つけることはできなかった。

同船から救助を求める連絡を受けたのは豪海洋安全局(AMSA)で、約150人が乗船しているとの情報を得たという。AMSAは声明を出し、現場付近を航行中の船舶に捜索への参加を求めたと述べた。

過去2年ほど、インドネシアとオーストラリアの間の海域ではオーストラリアに向かう難民認定希望者を乗せた船が事故に遭うケースが相次ぎ、同国では政治問題化している。

6月にも豪領クリスマス島近海で難民船が2隻、相次いで転覆。200人以上が救助され、数十人が死亡したとみられている。

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