シリア北部の都市で「決戦」か、アサド政権の命運握る戦い

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5月10日にシリアの首都ダマスカスで起きた爆発の様子=SANA提供

5月10日にシリアの首都ダマスカスで起きた爆発の様子=SANA提供

アレッポのサラヘディン地区では政府軍がミサイル弾や戦闘ヘリコプターなどを使って攻撃。ハルディ地区ではモスク(イスラム教礼拝所)から出てきたデモ隊に発砲したという。

世界遺産の都市にも指定されるアレッポはトルコとの国境近くに位置し、シリアの商都ともなっている。米中央情報局(CIA)の世界各国便覧によると、同市はシリアの最大都市ともなっている。

米国のシンクタンク「ワシントン中近東政策研究所」のシリア問題専門家は、政府軍がアレッポの完全攻略に失敗した場合、アサド政権の国内統治能力は弱体化し始めるだろうと分析。逆に反体制派の撃退に成功した場合、内戦状態はさらに続くと指摘した。

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