米首都ワシントンの桜が「開花ピーク」 観測史上2位の早さ

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開花した桜の下に集まる人々=17日、米首都ワシントン/Roberto Schmidt/AFP/Getty Images

開花した桜の下に集まる人々=17日、米首都ワシントン/Roberto Schmidt/AFP/Getty Images

(CNN) 米国立公園局(NPS)は17日、首都ワシントンの桜が開花のピークを迎えたと発表した。暖冬の影響でピークが早まり、1990年に続く観測史上2位を記録した。

NPSは、ワシントン中心部の緑地帯「ナショナルモール」とポトマック川の入り江「タイダルベイスン」沿いの桜が70%開いた時点でピークを宣言する。

これまでに最も早かったのは、1990年の3月15日だった。米NPO「クライメート・セントラル(CC)」によると、ワシントンでは冬の温暖化が特に顕著で、70年と比べ冬季の平均気温は2.0度上昇、気温が平均を上回る日も13日増えた。

開花のピークは観測史上2番目の早さだった/Roberto Schmidt/AFP/Getty Images
開花のピークは観測史上2番目の早さだった/Roberto Schmidt/AFP/Getty Images

今年1月末には最高気温がカ氏で80度(セ氏約26.7度)を超えた。カ氏80度のラインをこれほど早く突破したのは、観測史上初めて。

CCのデータによると、ワシントン市内の温暖化傾向は春になってからもみられ、70年からこれまでに平均気温が1度あまり上昇、平均より暖かい日が10日増えている。

ワシントンでは老朽化した防波堤を修復するため、来月14日まで開催される桜祭りの後、タイダルベイスンとポトマック川沿いで160本近い桜が伐採されることになっている。

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