米空港で愛犬が行方不明、航空会社の手違いで脱走 飼い主の苦悩続く

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ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港は世界で最も利用者の多い空港のひとつ/Jeff Greenberg/Universal Images Group/Getty Images

ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港は世界で最も利用者の多い空港のひとつ/Jeff Greenberg/Universal Images Group/Getty Images

マイアは飛行機に乗せるため滑走路を移動中、係員がケージを開いたために車から飛び出し、滑走路の真ん中へ逃げて行ったという説明だった。係員らが追いかけたものの間に合わなかったという。

翌日、この件を扱うことになったというデルタの担当者から電話があった。「私は1日に何度も電話したけれど、新しい情報はなかった」とロドリゲスさん。ビザが失効したため米国へ探しに戻ることはできず、代わりに6日後の24日、母親がアトランタを訪れた。それでも手がかりはつかめなかった。

空港の面積は4000エーカー(約1600ヘクタール)以上。間違いなくどこかに隠れている可能性はあるものの、可能性のある場所が多すぎるとロドリゲスさんは話す。

マイアにはマイクロチップが入っていて、周辺の保護施設や獣医師には全てロドリゲスさんやデルタ航空から連絡して写真も送ったという。「もし誰かが見つけてくれれば保護施設へ連れて行き、スキャンしてくれるはず。だからまだ空港で隠れている可能性が最も大きい」

デルタ航空はCNNに寄せた声明で、「お客様と犬のことを深く憂慮しており、アトランタ市航空局などと連携して引き続き捜索に尽力している」とした。

一方、空港の広報は、滑走路や飛行場を一日中捜索したが発見できなかったと述べ、もし目撃情報があれば捕獲を試みると説明した。犬を逃がした経緯に関する質問には返答がなかった。

ロドリゲスさんは苦しみながら待ち続けている。「あの日以来、私は悪夢の中で生きている。あの子はどこかでおびえ、けがしているかもしれない。あらゆる考えが頭に浮かんで何もできない。1分1分が1日のように感じる」

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