夫を殺害して死別の悲しみをテーマに本執筆、妻が夫の遺産財団から提訴される 米

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コウリ・リチンズ容疑者=12日、米ユタ州パークシティー/Rick Bowmer/Pool/AP

コウリ・リチンズ容疑者=12日、米ユタ州パークシティー/Rick Bowmer/Pool/AP

(CNN) 米ユタ州の女が夫に医療用麻薬フェンタニルを過剰摂取させて殺害し、夫を失った悲しみをテーマに児童書を執筆していた事件で、女が夫の遺産財団から提訴されていることが分かった。法廷文書から明らかになった。

訴訟は亡くなったエリック・リチンズさん(享年39)の生前信託と遺産財団の代理人が提起した。妻のコウリ容疑者を不法行為による死亡や横領、詐欺などで訴え、1300万ドル(約18億8000億円)超の損害賠償を求めている。

コウリ容疑者はエリックさんが死亡した夜、致死量のフェンタニルを飲み物に混ぜてエリックさんに渡したとされ、殺人や薬物関係の罪に問われている。現時点では有罪か無罪かを答弁しておらず、身柄は勾留中。

訴訟では、コウリ容疑者が夫の死後に悲しみをテーマに書いた児童書で「エリックさんの肖像と身元を悪用」し、本の売り上げで得た収益を遺産財団に分配しなかったと主張している。

遺産財団の主張によれば、コウリ容疑者は自身の不動産事業の負債に歯止めをかけるため、エリックさんの石工会社から金を盗んだとされる。

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