米債務上限停止法案、バイデン大統領の署名で成立

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法案に署名するバイデン大統領/The White House/Twitter

法案に署名するバイデン大統領/The White House/Twitter

(CNN) 米政府の債務上限の適用を2025年1月1日まで停止する法案が3日、バイデン大統領の署名によって成立した。

バイデン氏はツイッター上で、米国史上初のデフォルト(債務不履行)を回避し、財政赤字を削減する超党派の法案に署名したと発表。これによって社会保障、メディケア(高齢者向け医療保険)、メディケイド(低所得層向け医療保険)、退役軍人向けの手当てなどが守られると述べた。

そのうえで「今後も引き続き、世界で最も強い経済の構築に取り組んでいく」と表明した。

法案の成立により、デフォルトの危機は来年の大統領選後まで遠のいた。法案には非国防予算の抑制や、低所得者向け支援の就労要件強化が盛り込まれた。

債務上限が5日までに引き上げられなければ政府資金が枯渇し、デフォルトに陥るとの警告を受けて、与野党が交渉を続けていた。法案は5月31日に下院、1日に上院で可決された。右派と左派の双方から反発を受けたが、最終的には両党で多数を占める穏健派からの幅広い支持を得て成立した。

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