米大統領選、副大統領候補2氏が討論会で激突

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副大統領候補同士のテレビ討論会に臨む民主党のケーン氏(左)と共和党のペンス氏

副大統領候補同士のテレビ討論会に臨む民主党のケーン氏(左)と共和党のペンス氏

(CNN) 米大統領選の副大統領候補に指名されている民主党のティム・ケーン上院議員と共和党のマイク・ペンス・インディアナ州知事によるテレビ討論会が、4日午後9時(日本時間5日午前10時)からバージニア州のロングウッド大学で開催された。

大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏、共和党候補ドナルド・トランプ氏に比べて両氏の存在感は薄く、この日の討論会は当初あまり重要視されていなかった。

しかしクリントン、トランプ両氏による先週のテレビ討論会を受けてクリントン氏が支持率を伸ばし、トランプ氏の長年にわたる所得税逃れが指摘されるなか、副大統領候補がどのような対応を示すかがにわかに注目を集めている。

ペンス氏は、トランプ氏の討論会での不調や問題発言をどう擁護し、陣営の勢いをどのように立て直すのかという難問に取り組む。3日の集会では、クリントン氏の外交政策を批判して反撃する構えを示唆した。トランプ氏が討論会で攻撃のチャンスを逃したクリントン氏の私用メール問題なども取り上げる可能性がある。予測不能な言動が目立つトランプ氏が大統領になった場合に、自分が「監督役」を果たせると党内外に印象付けることも重要なテーマだ。

一方ケーン氏はクリントン陣営への追い風を背に、所得税逃れの問題などを追及する見通し。通商、外交問題をめぐるトランプ氏とペンス氏の立場の違いを指摘する戦法も考えられる。

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