オバマ大統領、クリントン氏に初の応援演説

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クリントン氏の発言に笑うオバマ氏

クリントン氏の発言に笑うオバマ氏

オバマ氏は、米国のために戦う覚悟がクリントン氏ほどできている人物はいないと強調。「バトンを渡す用意はある。ヒラリー・クリントンがそのバトンを受け取り、レースを引き継ぐことは分かっている」と断言した。

クリントン氏も檀上でオバマ氏との指名争いなどを振り返り、「私は大統領のさまざまな面を知っている。上院の同僚であり、厳しかった指名争いのライバルであり、私が国務長官として仕える栄誉にあずかった大統領だ」と演説。「彼はまた、苦楽をともにした友人でもある。自分がどこから来たのかを決して忘れない人だ」と続け、トランプ氏がオバマ氏の出生に疑問を投げ掛けたことを皮肉って「ドナルド、もしそこでツイートでもしているなら、(オバマ氏の出生地は)ハワイだから」と冗談を飛ばした。

クリントン氏の側近らがシャーロット消防当局のまとめとして語ったところによると、この日は主会場に7000人、場外にも2500人が詰めかけ、クリントン氏が今回の選挙戦で開いた集会で最大の規模を記録した。

オバマ氏は当初、ウィスコンシン州でクリントン氏の集会に姿を見せる予定だったが、フロリダ州の銃乱射事件が起きたためにこの計画は中止された。ノースカロライナは、12年大統領選でオバマ氏が共和党のミット・ロムニー候補に小差で敗れた州だ。クリントン陣営には、同州有権者の大きな割合を占める黒人に投票を呼び掛けるうえで、オバマ氏の助けが有効との目算があった。トランプ陣営も同州を重視しているとみられ、同日夜に州都ローリーで集会を開いた。

オバマ氏に続いて、バイデン副大統領も今週、出身地のペンシルベニア州でクリントン氏の応援に駆けつけることになっている。

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