オバマ大統領、クリントン氏に初の応援演説

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オバマ大統領、クリントン氏に初の応援演説

ノースカロライナ州シャーロット(CNN) 米大統領選の民主党候補に確定しているヒラリー・クリントン前国務長官の選挙集会に、オバマ大統領が初めて登場した。ノースカロライナ州シャーロットで5日、クリントン氏と並んで演説し、得意の話術で聴衆を沸かせた。

オバマ氏はクリントン氏とともに大統領専用機でシャーロット入りした。クリントン氏はこの数時間前、国務長官時代の私用メール問題をめぐり、連邦捜査局(FBI)のコミー長官から「極めて不注意」だったと厳しく批判されたばかり。有権者からの信頼獲得に苦心するクリントン氏にとって、好感度が高い現職大統領の応援は大きな意味を持つ。

オバマ氏は2008年大統領選でクリントン氏と激しい党指名争いを展開した。この日の演説では当時の合言葉だった「元気を出して、さあ行くぞ」という掛け声を何度も使い、会場を盛り上げた。

クリントン氏との争いはとても厳しかったと話し、「1年半にわたってその賢さと覚悟、戦いぶりを間近で見た結果、尊敬の念を抱くようになっていた」と述べた。

オバマ氏はまた、クリントン氏が国務長官を務めた4年間で、同氏の強い気概が証明されたと語った。

共和党の候補指名を確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏に対しては、直接の名指しは避けつつ「もう1人のあの人は米国を再び偉大な国にすると言っているが、米国は今も実際に偉大な国だ」「架空の過去にこだわるのか、未来をめざすかの選択だ」との主張を展開。トランプ氏がかつてリアリティー番組の司会者として有名になったことを念頭に、「これはリアリティー番組ではない。娯楽ではない」と切りつけた。トランプ氏の政策に言及してブーイングの声があがると、「ブーイングではなく投票を」と語気を強めた。

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