米大統領選 ウィスコンシン州知事のウォーカー氏が出馬

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テロとの戦いでも強硬姿勢をアピール

(CNN) 米ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(47)が13日、次期大統領選に向けた共和党指名候補争いに立候補すると正式に表明した。出馬表明集会では、保守派の投票者にアピールする姿勢を鮮明に打ち出した。共和党からの出馬表明は15人目。

ウォーカー知事は集まった熱狂的な支持者に対し、「私は改革、成長、安全を支持する。米国の全ての州の勤勉な納税者の元にワシントンから権力を移行することを支持する。それこそが真の改革だ」と述べた。

共和党の地盤、ウィスコンシン州南東部のウォーキショーで開かれた集会には、5000人あまりの支持者のほか、保守派の政治家が多く集まった。

ウォーカー知事は、同じく共和党から出馬を表明しているジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事を脅かすライバルとなる可能性もある。世論調査によると、ウォーカー知事はアイオワ州で常にリードを保ってきたが、他の全米規模の調査では出遅れており、ニューハンプシャーなど鍵となる州で支持を集められるかが課題となりそうだ。

同知事の掲げる政策は建設プロジェクトに対する最低賃金の撤廃や、大学体系の規模縮小など保守派に訴える内容だ。

ウォーカー知事は、労働者の力が強いウィスコンシン州で、公務員の集団交渉権を制限するなどして労働組合に強硬に対抗。反対派のリコールを受けるも再選を果たし、一躍、全米で有名になった。

中西部出身であることも共和党の指名争いで有利に働くとみられる。ただ今年2月の集会で、州内の反対派との対決を過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討の戦いになぞらえたとして批判を浴びるなど、世論の監視の目がはるかに厳しくなる大統領選では経験不足を指摘する声もある。

「米大統領選2016」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]