米テキサス州の銃撃事件、容疑者の身元判明　ＩＳＩＳに傾倒か

一方、ＩＳＩＳの広報担当者は事件発生後に「神は偉大なり。われらの同胞２人がたった今発砲した」「言論の自由を無制限に認めるというのなら、こちらの行動の自由も認めるべきだ」とツイートした。シンプソン容疑者は自身のフォロワー（読者）に、この広報担当者をフォローするよう促していた。イスラム系ウェブサイトを監視する米団体によると、同担当者はシリアでＩＳＩＳに参加している英国人戦闘員とみられる。

シンプソン容疑者はかつてＦＢＩに逮捕されたころまで、フェニックス市内のモスク（イスラム教礼拝所）に通っていた。モスクの指導者は当時の同容疑者について「穏やかな人物だった」と話している。

情報筋によれば、スーフィ容疑者がＦＢＩの監視対象になったことはない。捜査当局者らは２人の自宅アパートから押収された証拠を通し、犯行に至った経緯を詳しく調べている。シンプソン容疑者のツイートなどから、ＩＳＩＳに影響されてはいたが指示を受けたわけではないとの見方が強まっている。