米国防長官、イラクへの地上軍派遣の検討の可能性示唆

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米国のヘーゲル国防長官

米国のヘーゲル国防長官

(CNN) ヘーゲル米国防長官は15日、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)の掃討作戦が続くイラク情勢に触れ、米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長が提言するならイラクへの地上部隊派遣を検討する必要に迫られるかもしれないことを示唆した。

米カリフォルニア州シミバレーでのCNNとの会見で述べた。長官は同地で、国家安全保障問題に関する会合に出席した。

長官はこの中で、デンプシー議長から情勢の変化を踏まえた提言が出たら、これに対応するだろうが、まだその段階にはないと語った。

同議長はこれまで少なくとも2度、イラクへの地上軍派遣に関する提言を行う可能性に言及したことがある。ただ、提言はまだしていないことを明らかにしていた。議長は15日にイラク入りしており、現地の情勢を直に分析し、その後の対応を決める意向とみられる。

オバマ大統領はイラクに現在、一定規模の米軍要員を派遣し、イラク軍の作戦立案などを支援させている。ただ、イラクへの地上軍の派兵は有り得ないとの考えを再三示している。

米軍はイラクやシリアでISIS拠点などへの空爆を続けているが、ISIS壊滅には米地上部隊の投入が必要との見方が米野党の共和党内などで出ている。

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